導入事例

ウェアラブルターミナルを使った流通管理システム

株式会社シーエックスカーゴ様


尾道冷凍流通センターは、日本生活協同組合連合会(以後、日本生協連)の中国・四国エリアにおける冷凍品宅配事業における仕分け業務を中心に保管、配送機能を統合・集約化した複合型流通センターとして建設されました。敷地面積約2万㎡、延床面積1万8千㎡に最新設備を備えた大規模なセンターで、2012年より稼働。日本生協連 中国・四国支所の冷凍物流における一大拠点となっております。 冷凍食品に要求されるのは鮮度を保つこと。膨大な量の冷凍食品を素早くピッキングして一刻も早くお客様へお届けする。この課題解決のためにオークラ輸送機株式会社様の「カートピッキングシステム」と、弊社の「ウェアラブルターミナル WITシリーズ」が採用されました。この度、センターを運営・管理されている(株)シーエックスカーゴ様と、システムを開発されたオークラ輸送機(株)様にお話をうかがいました。


ウェアラブルターミナルを選ばれた理由は 〈シーエックスカーゴ様〉

私どもが想定していました冷凍食品の作業量は1ラインについて336アイテムでした。しかし、荷主であります生協様から取り扱い品目をさらに増やしたいという強い要望がありました。これを実現して売上と供給量を増やす。それが私たちの大目標でした。その実現のために、オークラ輸送機様の「カートピッキングシステム」で効率の良い運用を可能とするウェルキャット社の「ウェアラブルターミナル」を採用させて頂きました。 従来の手に持つハンディターミナルですと、利き手が使えなくなるために作業効率がどうしても落ちてしまいますが、装着型のウェアラブルターミナルでしたら両手が使えて仕分けがはかどるのが大きな魅力でした。




WITシリーズ動画

※再生すると音が出ます。










システム開発に当たって、特に留意された点は 〈オークラ輸送機様〉

低温の作業環境下で膨大な品数と量の冷凍食品を素早く正確にピッキングする。作業効率を高めることが最重要課題でした。そこで、両手がピッキング作業に使えるウェアラブルターミナルとカートを連動させたシステムを開発しました。ターミナルがエラーの時には振動で知らせたり、ディスプレイの表示をより見やすくしたりと作業者の方の使い勝手を意識した仕組みにしています。さらに、正確さを保ちつつ0.1秒でも時間を短縮することにこだわっています。スキャンしてからすぐに結果が表示されるため、現場で働く人が仕分け情報を見たい時にその場で確認できるので、ミスも起きません。

導入した結果いかがですか 〈シーエックスカーゴ様〉



最初は従業員の人たちが新しいシステムに馴れてくれるか心配でした。しかし、見やすい画面にシンプルで分かりやすい仕組みなので、すぐに使いこなせるようになりました。両手が自由に使える「ウェアラブルターミナル」のおかげで作業が大変はかどっています。スイッチが指一本で簡単に操作できるのも現場でも好評です。

今後の抱負 〈シーエックスカーゴ様〉

最後にシーエックスカーゴ(株)センター長 山口様より『私たちは日本生活協同組合連合会のグループ会社ですので、品質・安全性・生産性を上げて、いかに日生協様しいては消費者の皆様にご満足いただくかが使命です。日々それに向かって業務改善を進めて参ります。』とのお言葉をいただきました。




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