導入事例

レンタル管理システムの導入

フクイリネンサプライ株式会社様











フクイリネンサプライ様は1979年に設立され、県内外の病院、ホテル、旅館、老人ホーム等へ業務用の寝具類やユニフォーム、テーブルリネンなどを提供するリネンサプライを手掛けられております。『清潔さをお届けする』をモットーに、いかにすれば、より清潔で美しい品物を提供でき、お客様に快適な夜を過ごして頂けるかを日々追求し、リネンサプライという仕事を通して『快眠 = 健康な生活』の役に立つことを使命とされています。 このたびフクイリネンサプライ様におかれまして、弊社よりご提案させて頂いたICタグハンディリーダライタを利用した『レンタル管理システム』について、社長の吉田様よりお話をお伺い致しました。

ICタグハンディリーダライタを選んだ理由は

「リネンサプライは、業務を請け負っている病院やホテル、旅館、温浴施設などのお客様に自社で用意したリネン類を貸出し、そこで使用済みとなったリネン類を定期的に回収・洗濯・仕上げをして納品するというサイクルを繰り返します。その管理においては、保管や補修などが必要であり、また「どこへ貸出し」「どこから回収」したかの履歴管理も必要となります。 管理方法としてバーコードでの管理も検討しましたが、商品ごとにどこにバーコードが貼ってあるかを探す手間などを考えるとバーコードでは限界がありました。バーコードの様に一つずつ読み取るのではなく、離れた距離からでも一括読み取りが可能なUHF帯ICタグの使用で管理できないかと考えました。」


システム導入にあたって御苦労された点は

「現場作業者にICタグハンディリーダライタを使ってもらうことには苦労しました。導入前までの現場では、作業者に頼りきった状態でした。それがICタグハンディリーダライタの導入後は、今までにない読み取り作業が増えるので、面倒がる作業者もいました。しかし、履歴が取れお客様へのサービス向上で会社のメリットにも繋がる意図を説明することで、徐々に理解し操作に慣れてもらいました。」









今回のシステムは、吉田社長自らが開発されました。それだけに必要な情報が十分盛り込まれております。 新規投入から廃棄までの使用履歴をハンディターミナルで取得することにより、一品一品のLifeCycleの可視化に成功しました。

ICタグを利用したシステム導入の効果は

「ICタグハンディリーダライタで商品の使用履歴を取っています。それによって一つ一つの使用状況や貸出履歴を見ることができるようになりました。それぞれの回転率を把握したり、補修履歴や長期滞留品の確認もできます。お客様の元で過剰在庫となってしまっているケースもあるので、履歴から適正在庫量を提案することも可能です。また、お客様が気付かずに借りたまま滞留品になってしまっているケースでも、早く確認してお知らせすることで、お客様のメリットにもつながります。当社にとっても、そのまま放置しては資金が眠る結果となってしまうので、そこを改善できたのがシステムを導入した効果です。このシステムの導入で『貸し出された場所』『同時期に投入された新規商品の回転率の違い』など、それぞれの商品個性が分かり、個々の商品に対して一層愛着が増しました。これもシステムを導入した効果かもしれませんね。」

今後の抱負は

「今後はデータの精度を上げていきたい。どうしても回収時は作業が煩雑になってしまうため、読み取りを疎かにしてしまうケースが起こってしまう。そこは意識を高め、なくしていきたい。現状、まだICタグによる管理対象アイテムは一部だけです。ICタグのコストが下がることが条件ですが、将来もっとICタグを使った管理対象アイテムを増やしていきたいと考えています。」





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