よくある質問(FAQ)
- HOME
- サポート
- よくある質問(FAQ)
- 最大読取距離と解像度の関係は?
最大読取距離と解像度の関係は?
レーザ式の場合は、解像度を高くするためには、レーザスポット径を細く絞る必要があります。スポット径の太い場合と比較し、反射光量が小さくなり、距離が遠くなると扇状の
広がったレーザ光の反射光の減衰及び、1本のバーをスキャンする時間が短くなる事により、反射信号のレベル低くなると共に、信号幅が狭くなり、読取りが困難になります。
一般的には解像度を高くすると(最小分解能を高くすると)最大読取り距離は短くなる傾向にあります。バーコードリーダの最小分解能に対して、より太いバーコードを読み
取らせる場合、最小分解能のバーコードに比べて、より遠くの位置のあるバーコードの読取りが可能となります。
CCD式の場合は、解像度はリニアイメージセンサの画素数に大きく依存しますが、視野角及び、距離の要素も加わります。LEDの反射光も距離が離れると減衰もありますが、
距離が離れると読取り幅は広がりますので、1画素当たりの読取り幅が広がるため、解像度が下がります。スキャナの分解能に対して、バーが太くなれば、最大読取り距離
が伸びるのはレーザ式と同様です。
二次元コードリーダの場合は、解像度はリニアイメージャーの画素数に大きく依存しますが、レンズの視野角及び、距離の要素も加わります。距離が遠くなれば、画角が広がり、
撮像範囲が広がるため、近めの距離の場合と比較し、二次元コードの1セルを捉える画素数が少なくなり、読取りに必要な画素を確保する事が出来なくなり、読み取れなく
なります。二次元コードの読取りは、読取り対象の二次元コードのセルサイズが大きければ、より遠くで広い撮像範囲で1セルを認識させる必要最小限の画素数が確保する
ことが出来ます。尚、二次コードリーダはカメラ式のため、一般のカメラと同様にレンズの焦点距離、絞り値(F値)による被写界深度も最大読取り距離に関係します。