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【コラム・ナレッジ】バーコードリーダの接続方式を徹底解説|USB・RS232の違いと選び方
概要
バーコードリーダは「読めれば同じ」と思われがちですが、接続方式によって使い勝手やシステム連携の方法が大きく異なります。
現在はUSBキーボード(USB-HID)が主流となっていますが、生産設備やPLCとの連携ではUSB-COMやRS232も広く利用されています。
また、USBキーボード方式ではキーボード言語設定やAltモードの違いが入力精度や読取速度に影響するため、導入前の理解が欠かせません。
本記事では、各接続方式の特徴やメリット・デメリット、導入時の注意点を分かりやすく解説します。
**USB-HID:Human Interface Deviceの略で、バーコードリーダをキーボードのような人と機械を繋ぐ入力機器にする設定のこと。
なぜバーコードリーダの接続方式が重要なのか
同じバーコードリーダでも、接続方式によって操作性やシステムへの組み込み方法が異なります。導入後のトラブルを防ぐためには、利用環境や連携先に適したインターフェイスを選択することが重要です。
USBキーボード(USB-HID)が主流になった理由
現在の業務システムで最も採用されている方式です。PCからはUSBキーボードとして認識されるため、専用ソフトやドライバーを必要とせず、多くのアプリケーションでそのまま利用できます。ExcelやWebシステムとの相性も良く、導入のしやすさが大きな特徴です。
USBキーボードで見落とされがちな言語設定
USBキーボード方式は、実際のキーボード入力と同じ仕組みでデータを送信します。
そのため、JIS配列キーボード(日本語)やUS配列キーボード(英語)など、キーボードレイアウトの違いによって一部の記号が正しく入力されない場合があります。
海外拠点や多国籍環境では特に注意が必要です。
“1234567890\@/?-_”というデータのバーコードを読み込んで日本語対応PCに入力した場合、下記の様に違ったデータになります。
JIS配列設定:“1234567890\@/?-_”
US配列設定 : “1234567890]”/?-=” ⇒例)US配列での“\”の位置はJIS配列では“]”となっている
英数字だけでなく、“@ / : ; – + ( ) [ ] { }”などの記号をバーコードに含む場合は事前の動作確認を推奨します。


Altキーボードモードとは何か
Altキーボードモードは、文字をASCIIコードとして入力する方式です。キーボード配列の違いによる文字化けを防ぎやすい反面、1文字を入力するために複数回のキー送信が必要になります。
例)数字の“1”を入力する場合
通常キーボードモードでは“1”を押す1回のキー操作だが、Altキーボードモードでは“Alt+0+4+9”の4回のキー操作が必要です。
そのため、長いバーコードを高速で処理する用途では通常キーボードモードより入力時間が長くなる場合があります。
Altモードは入力速度では不利ですが、以下の場合に有効です。
・キーボードレイアウト差異の影響を受けたくない場合
・特殊文字を多用する場合
・多国籍環境で運用する場合
・ASCIIコードによる確実な文字入力を行いたい場合
特にグローバル展開する製造現場では、様々な言語配列キーボードよる文字化け対策として利用される場合があります。
設備連携で活躍するUSB-COMとRS232
PLCや生産設備、計測機器との通信ではUSB-COMやRS232が現在も利用されています。通信制御やデータ受信タイミングの管理が行いやすく、設備制御システムとの連携に適しています。
PS/2キーボードウェッジ
バーコードリーダ接続方式選定で確認すべきポイント
導入時は、接続先の機器、使用するアプリケーション、キーボード言語設定、必要な読取速度を事前に確認することが重要です。用途に応じて最適な接続方式を選択することで、運用効率や作業品質を大きく向上させることができます。
