FAソリューション
自動車生産工程
トランスミッション/エンジン製造
金属部品に直接印字された2次元コードで、
完成車組み込みまでのトレーサビリティを確立。
完成車に組み込まれるエンジン/トランスミッションなどの各構成部品の製造工程では、部品単位で2次元コードを印字し、各工程で読み取ることでトレーサビリティが行われ、完成車組み立て工程へ引き渡されます。エンジン製造工程では、エンジンブロックやシリンダーヘッドなどの鋳造品は、鋳造⇒機械加工⇒熱処理工程を経て、組み立て工程でエンジンの組み立てが完成した後、完成車組み立て工程へ送られます。鋳造や鍛造で製造した各部品は製造時にエンジン組み立て用の2次元コードを打刻して、組み立て時の各工程で読み取りトレーサビリティが行われます。
同様に、トランスミッション製造工程でもシャフトやギヤの金属部品に2次元コードを直接刻印し、組み立て時の各工程で読み取りトレーサビリティが行われます。

- 特長
- 使用製品
グリーンスポットにより、周囲音にとらわれずに確実に読み取り確認が可能となりFA環境での使用に最適です。さらに保護構造IP65や耐落下性能2m(50回)で金属加工の製造現場の要求に適応します。
ハンディ2次コードリーダ、固定式2次元コードリーダにダイレクトパーツマーキング(DPM)対応モデルを用意しています。
保護構造IP65や使用温度範囲0~45℃の耐環境性で金属加工の製造現場の要求に適応します。
完成車組み立て
部品に付けられた2次元コードにより、
取り違い防止とトレーサビリティを確立。
プレス⇒溶接⇒塗装の各工程を経て、完成したボディは完成車組み立て工程へ移ります。流れ作業でエンジン、トランスミッション、HV車用バッテリ、タイヤ、内装品、計器類などの部品が順次取り付けられ、完了後は検査工程を経て完成車として出荷されます。完成車組み立て工程では、部品を車体に取り付ける際に、部品に付けられた2次元コードなどを読み取り、取り付ける部品が指示書通りの部品であるかの照合を行います。部品の取り違いを防止すると共にトレーサビリティが行われます。

- 特長
- 使用製品
グリーンスポットにより周囲音にとらわれずに確実に読み取り確認が可能となり、FA環境での使用に最適です。さらに保護構造IP52や耐落下性能1.8m(Gryphonシリーズ)で完成車組み立ての製造現場の要求に適応。
固定式2次元コードリーダは、納入部品の伝票のかざし読みや、動力用バッテリなどの自動装着装置に組み込みに適した小型サイズなど各種製品を用意して多様な要求に適応。
Bluetooth無線モデル(Gryphon /PowerScanシリーズ)はクラス1の長距離通信。さらに1台のクレードルに最大7台のスキャナをリンク可能。広い通信範囲を活用して1つの通信ポートで複数の作業者のスキャナのデータを受信することができます。